この記事は、『まんがでわかる 地頭力を鍛える』の感想・レビューとなります。
以前から、
自分って要領悪いなぁ~、頭悪いのかな~?と感じる事があったんですけど。
最近特に、情報化社会な時代になってきまして、情報を得る事はたやすくなったけれど、
- 情報が多すぎてうまくまとめられない、遅い。
- 時代の流れについていけてない気がする
という悩みも持っていました。
また、最近、AI、ロボットによって仕事がなくなる、消える仕事なんていうのも話題になったりして、
自分の将来への不安とか、子供の未来とかどうなるのかな??
などと、ぼんやり思っていました。そして、なにか「ヒントになるかも?」という気持ちで、この『まんがでわかる地頭力を鍛える』を読んでみましたのでその感想となります。
まんがでわかる 地頭力を鍛える
さて、この地頭力を鍛えるという本ですが、
20万部突破、伝説のロングセラー『地頭力を鍛える』がコミック化。
27歳がけっぷちOL、アタマ良くなる、無敵になる!
インターネットで、プロ並みの知識が数秒で手に入る時代。結果で差がつくのは、自分の頭で考える力=地頭力。
地頭力を鍛えれば、どんな問題でも解決する力が身につきます。
ということで、2007年に刊行された『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』の漫画版となります。
漫画でわかる◯◯の良い所はエッセンスをうまくまとめてくれるものが多いので、理解しやすいんですよね。
なので、最近よく利用しています。
地頭力とは何か
ところで地頭とはなんでしょうか。最近の就職事情では、学歴よりも地頭がいい人を選ぶという話もありますが…
この「まんがでわかる地頭力を鍛える」の中では地頭力とは
もともと、コンサルティング業界でよく用いられていた言葉で、知識詰め込み式ではない汎用性のある力のこと
本書でいう、「地頭力」というのは、どんな分野にも応用できる、知識力とは対極の「自分の頭で考える力」のことを指します。
とありました。
外資系コンサルティング出身の人の話とか、「この人、頭いいな~」と思う事が多かったのですが、まさにそれが地頭力だったのかも…と思います。
『まんがでわかる 地頭力を鍛える』の感想・レビュー
『まんがでわかる 地頭力を鍛える』のあらすじとしては、真面目な27歳の女性家具デザイナー 川口美鈴が、商品企画から苦情係に異動となる所から始まります。
自分の考えた家具がお店に並ぶことを夢見て入社して5年、未だに商品化はゼロ。頑張って一生懸命努力していても実績をあげられずにいた所、リストラ予備軍が集まると噂の苦情受付課への異動を課長より言い渡されます。
「君は勤勉で人一倍の努力家なのは認める
私たちも期待していた…」「しかしいつまで経っても結果を出さない…タイムオーバーだ」
真面目でがんばり屋の主人公に言った課長の言葉が、自分にもグッサリとぶち刺さりました^^;
ついでにいうと、「企画書を上げるのに時間をかけすぎ、1ヶ月かけてこれか?」と言われたりしているのも痛い。痛すぎる。
私は商品企画はした事ないですが、企画書・プレゼン資料を上げるのに時間がかかり過ぎで、昔から悩んでいたからです。あまりにも時間かかり過ぎるので、家に持ち帰って作ったりとかもしてました^^;
- とにかくデータを集め過ぎて情報に溺れて取捨選択に時間がかかる
- 細部にこだわりすぎて時間がかかる
という傾向が昔からあったのですが、特にネットの時代になって情報源は無限大になってから
意味のある情報を取捨選択して、自分が利用したいようにまとめる
って結構大変になってきたな、と感じますね。。
正解病という病
『まんがでわかる 地頭力を鍛える』には、目次にも【正解病からの脱却】というのがあるとおり、主人公が正解病にかかっていて、仕事がうまく進まないという話が出てきます。
この正解病にとりつかれていると答えを出すのに時間がとてもかかるんですね。
答えって1つじゃない事も多いですし、いわゆるこれぞ「正解」という事ってどんどん少なくなってきているように感じます。
私も正解病にかかっています。すぐにネットで検索してしまいますし、中途半端な事をいうのはためらってしまう。という事があります。
まとめ
AIなどテクノロジーの発展が進むこれからの時代、「それでは生き残ってはいけないよ…」と言われている感じがしました。
今までは知識を多く持つ者が有利でしたが、ネットで誰でも調べられる以上、これからはそれだけじゃダメなんでしょうね。
要領が悪く、答えが1つじゃないような案件については特に時間がかかっていた理由が、この「まんがでわかる地頭力を鍛える」を読んでわかった気がします。
地頭力を鍛えるの中で触れられていた「フェルミ推定」について調べてみたいと思います。