宇津木式ワセリンの使い方・量などをまとめてみました|アトピーのスキンケア

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宇津木式スキンケアは、基礎化粧品を一切使わないで、自分の肌自身が作り出す「自家保湿因子」、自己の肌の再生能力にゆだねるスキンケア法です。

ただし宇津木式では例外的に肌の乾燥が酷い時などにはワセリンをつけても良いとされています。

今回は宇津木式でのワセリンの使い方、量、選び方などをまとめてみました。

私はアトピーで化粧品でよくかぶれを起こしていましたが、乾燥が気になる時だけ基本ワセリンを使うようにしています。

宇津木式のワセリンの使い方

  • 化粧水や乳液、美容液、クレンジング、美容クリーム、パックなど基礎化粧品・スキンケア化粧品を一切使わない
  • ファンデーション、コンシーラー、化粧下地などのベースメイクも使用しない、お化粧はポイントメイクのみ

とスキンケアとしては何もつけないのが宇津木式スキンケア法ですが、例外的に肌の乾燥が激しいときなどにはワセリンをつけても良いとされています。

宇津木式スキンケア法「肌の悩みがすべて消えるたった1つの方法」の中でも「つけるケア」として顔の乾燥が酷くて、粉ふき状態の時にはワセリンで保護しましょうと書かれています。

肌が健康になればめったに乾燥することもなくなり、つねに適度な潤いが保たれるようになるので、ワセリンをほとんど使わなくても良くなるというのが宇津木式スキンケアですが、その前段階の肌状態が乾燥で良くない時にはワセリンで保護することもアリという事ですね。

宇津木式スキンケアについては、詳しくは宇津木式スキンケアのやり方の記事に書いています。

ワセリンをつけるのは肌の乾燥が酷い時ですが、具体的にはどういう時かというと、

  • 宇津木式スキンケアを実践し基礎化粧品をやめたばかりの時期
  • 空気が乾燥する冬など外的刺激で肌の乾燥が酷い時

などになります。

室内でもオフィスなどエアコンの暖房や冷房がガンガンきいている所だと肌が酷く乾燥する時がありますよね。私も以前会社でエアコンが直撃の席でただでさえ肌の調子が不安定なアトピーなのに、肌がカピカピになりました…。ですので、外的環境によって乾燥が酷い状況の時はワセリンを適宜使ったほうが良いと私は理解して、乾燥が気になる時にはワセリンを使用しています。

肌の症状としては肌が乾燥することによって以下のような状態になります。

  • 粉ふき状態
  • チクチクした痛みやかゆみを感じるとき

こんな時には、皮膚の「毛羽立ち」や強い乾燥感を和らげるためにはワセリンをごく微量使うのが良いとされています。

なお、かゆみやチクチクを感じるのは肌が乾燥しすぎて目に見えない細かいひび割れが出来て肌が傷だらけになり軽い炎症を起こしている為であり、ワセリンでコーティングすることによって外部刺激から肌を保護し、傷を治りやすくするという目的があります。

 

宇津木式でのワセリンの量は米粒の半分

宇津木式スキンケアで使用する際のワセリンの適量はごく少量です。綿棒の先にちょっとすくってとれる程度、米粒の半分の量くらいとなります。本当に微量でOK。

逆にワセリンでもつけ過ぎるのは良くなく、肌をかえって乾燥させてしまうと言われています。

ワセリンを顔につけるとベタベタするというのはつける量が問題

また、ワセリンはベタベタするから嫌いという人は多くいますが、つける量が多いからベタベタするのであって、肌に必要な分だけつければワセリンほど肌に優しく効果的な保湿剤はないそうです。

ワセリンの適量を知る方法

  • 指先を鏡に押し付けると、油膜が鏡に指紋として付着するのでそれが油膜の適量の目安
  • ワセリンを顔につけてその肌を鏡に押しつけてみてその量が指紋よりもベタっとついていたらワセリンのつけすぎ

ワセリンのつけすぎの影響について

ワセリンのつけ過ぎは肌にとっては悪影響で肌を余計に乾燥させるようです。

ワセリンで肌をべったりカバーすると、皮膚から出た水分がワセリンと皮膚の間にたまります。
水分は角層の表面の細胞にいったん吸収され、その水分はいずれかならず蒸発します。蒸発すると、角層がこわれて、天然保湿因子も一緒に蒸発したり、流出したりして肌が乾燥するわけです。

アトピーでもワセリンは厚く塗るよりも薄く塗るほうが良いと推奨されますが、結構厚塗りしてしまったりしますよね…。なのでワセリンのつけすぎにも注意が必要ということですね。

宇津木式ワセリンのつけ方

ごく少量のワセリンを取ったら、両方の手のひらでよく伸ばして必要な部分にのみ手のひらを押しつけながらつける、「押しづけ」で行う

ワセリンをつける時の注意点

  • こすると肌にダメージを与えるのでこすらない
  • 足りないと感じたら同じように押しづけで付け足す

 

宇津木式ワセリンの選び方

ワセリンには黄色っぽい色のものもありますが、宇津木式では必ず「白色ワセリン」を選びます。ワセリンは純度が低いと黄色っぽい色をしています。純度の高いものを「白色ワセリン」といいます。

なお、安全性の高いワセリンの中でも特に高純度のワセリンはサンホワイトです。宇津木式スキンケアを実践している人もよく使用していますし、アトピーの人も使っている人、多いですよね。

サンホワイトP-1は、一般向けに市販されるワセリンでは最も純度が高く、ほとんど不純物を含まない白色ワセリンです。

ワセリンの保存について

ワセリンは大容量のものを使うと基本的に薄づけですので、なかなかなくなりません。ワセリンは酸化しにくいかなり安全な保湿剤ですが清潔さを保つために

  • 指で直接取らない
  • 楊枝や使い捨ての綿棒でとる
  • かきまぜると気泡が入るので注意
  • なるべくあとが平らになるようにとる

などの工夫が必要です。

また、空気に触れている表面には細菌が繁殖してくる可能性があるので、1年以上使っていないワセリンは表面を取り除き、空気に触れていない部分を使う方が良いとされています。

 

宇津木式ワセリンの使い方についてまとめ

宇津木式のワセリンの使い方・量・選び方についてまとめてみました。

宇津木龍一先生の宇津木式スキンケアは、とにかく何も塗ってはダメ!日焼け止めも塗るな、ファンデーションも塗るな!と完全な肌断食というのが最初の印象だったのですが、本を読んでいくうちに、そこまで厳密に「完全に何もつけない」というわけではないようです。

ワセリンに関しても、目元が乾燥して小ジワが気になるなら目立たなくさせる為にごく少量塗っても良いとか、湿度が10~30%台など酷く乾燥する時期なら顔全体に薄くワセリンを塗って外出しても良いなども書かれています。

また唇がよく乾く人は唇を舐めてしまいそれで余計に乾燥させてしまうので、唾液よけとしてワセリンでコーティングしておくと良いとのこと。

ですので自分の肌の乾燥の状態によって「辛い」ようならワセリンを塗っても良いと私は理解して、ワセリンを薄くつけるようにしています。

アトピーで脱保湿・脱軟膏という治療法がありますが、本当に酷い時には脱保湿は相当辛く、私は挫折しましたし、保湿しながらでもアトピーは改善していきましたので、肌に刺激の少ない、肌に優しい保湿剤であれば、塗って楽になるのであれば適宜塗るというのでも良いのでは?と感じています。

ワセリンは保湿剤の中でも肌にほとんど負担をかけないので以前から使用していましたが、ベタベタが気になっていました。でも、本当に付ける量はわずかな量でOKという事で、つける量・つけ方なども大事なのだと思います。

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