産後、出産による疲れと慣れない育児で気分が落ち込みやすくなります。
赤ちゃんが生まれて幸せなはずなのに、不安でたまらなくなる、漠然とした不安、泣きたくなる、気分か沈みがちになると、自分は大丈夫なのかと心配になります。
このような状態はずっとは続かないものです。ただし後述の経済的不安によるものについては、別途考えていく必要があります。
まず先になぜ産後、このように気分が落ち込んでしまうのかどうかについて産後の生活と体の変化について説明していきます。
睡眠不足による影響
赤ちゃんの夜の授乳が続くとやはり睡眠が足りなくなってきます。
睡眠不足が続くと精神的にも不安定になったり落ち込みやすくなります。
また、感情のコントロールがきかなくなって、ストレスを感じやすくなったり、不安を感じやすくなります。
ホルモンバランスによる影響
産後は妊娠中に増えた女性ホルモン、プロゲステロンやエストロゲンが急激に低下し、ホルモンバランスが変動する時期ですので、これもまた睡眠不足と伴って、精神的に不安定になりやすくなる時期です。
産後、テレビなどを見て感情がばあっと高まり、涙もろくなったりするのもホルモンのバランスによるものと言われます。
このように産後は体の変化や生活の変化で、気分の浮き沈みが激しくなってしまう事もありますが、だんだんと体調が安定してきたり、夜の授乳間隔が伸びていく事によって心も安定していきます。
多くは育児に慣れてくること、出産の疲れや産褥期からの体の回復と共に、不安な感情というものも薄まってくるものです。
ですが、子育てというのは女性にとってやはり人生にとって大きな転換期でもあります。
そこで感じるのが産後の経済的不安です。
経済的な不安というのはこれから子供を育てるにあたり、我が家の家計は大丈夫なのか、夫の給料だけで生活できるのか。
子供の教育、将来について思いをはせると、段々と経済的な不安を感じていってしまうものです。
ただでさえ不況なこの時代で、夫の給料が下がるかもしれない、リストラへの恐怖、消費税増税による家計への影響など考えていくと、のんびり育児をしてもいられない、でも今すぐに働きに出られるわけでもない…
といった不安に囚われていくものです。
よっぽど裕福な家庭であれば別でしょうが…。
このような経済的な不安に対して、産後すぐに何かできることというと、節約に励んで支出を減らすことくらいです。
また不安になるのは子供の教育費が確保できるかが大きかったりするので、大学進学までの教育費準備として、学資保険に入るなどがあります。
子供が生まれた事による経済的不安は、家計の見直しや、夫にもしも万が一のことがあった時の死亡保障を厚くするなどで、先々の不安を一つずつ解消していくしかありません。
保険相談で保険料を減らす
保険の見直しなどを行うことによって、月々の保険料が減らせ、支出を減らすことにも繋がります。
今は無料の保険相談などで、各保険会社に依存しないで、個々のライフプランに合った保険を提案してくれたりもしますので、それらを積極的に利用してみるのも良いでしょう。
増税や日本経済の不調のニュースなどを見ると赤ちゃんの子育て中は不安になるものですが、できるところから始めてあまり考えすぎないようにする事も大切です。