授乳中だけど…
- コーヒーが好きだから飲みたい!でもカフェインが気になる
- カフェインレスコーヒーもあるけれどやっぱり普通のコーヒーも飲みたいな…
- たんぽぽコーヒーはちょっとコーヒーじゃなかったな…
私もコーヒーが好きで、仕事をしている時は毎日5~6杯は飲んでいたコーヒー中毒気味だったので、授乳中でしたがコーヒーを飲んでいました。
今回は、授乳のコーヒーは何杯までなら飲んでいいのか?母乳、赤ちゃんに影響はあるのか、飲み過ぎたらどうなるのか、授乳中コーヒーを飲むタイミングについてまとめてみました。
授乳中のコーヒーは何杯までならOK?
授乳中のコーヒーで問題になるのがコーヒーに含まれるカフェインの量です。
カフェインの1日の摂取許容量は、以下の厚生労働省の通り、明確に設定されているわけではありません。
なお、カフェインを一生涯摂取し続けたとしても、健康に悪影響が生じないと推定される一日当たりの摂取許容量(ADI:Acceptable Daily Intake)については、個人差が大きいことなどから、日本においても、国際的にも設定されていません。
カナダ保健省によると
カフェインの影響がより大きい妊婦や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は最大300 mg/日(マグカップで約2杯)までとする。
とされていますので、授乳中にコーヒーは何杯までかといえばマグカップ約2杯までが、一つの目安として考えられます。
コーヒー1杯に含まれるカフェイン量は?
しかし、授乳中として、カフェイン最大300mgといっても、大体コーヒーで何杯かちょっとわかりにくいですよね。
マグカップは250ml~300mlあたりが一般的な容量となりますが、種類によっても結構な幅があります。
カフェイン量の目安としては
-
ドリップコーヒー:60mg/100ml
-
インスタントコーヒー:80mg/100ml
マグカップ2杯というと、250mlのマグカップ2杯分くらいと考えると良いですね。小さいコーヒーカップなら3杯くらいなら大丈夫な量ですね。
大きめのごついマグカップですと、2杯飲んだら飲み過ぎとなります。
また、エスプレッソが一番飲む量に対してカフェイン量が多くなりますし、コーヒー豆の種類や、濃い目のコーヒーによってもカフェイン量が変わりますので、あくまでも目安にしてください。
紅茶カップ1杯に含まれるカフェイン量は大体30mgですので、コーヒーは約2倍以上のカフェインが含まれているんですね。
授乳中のコーヒーは赤ちゃんに影響がある?
授乳中は母乳を通してカフェインが赤ちゃんに移行しますので、コーヒーの摂取量にもある程度気をつけるように言われます。
授乳中のコーヒーの影響としては、赤ちゃんはカフェインを分解して排出する代謝能力が大人に比べて低い、カフェインの覚醒作用などもあるため、
- 興奮しやすくなる
- 寝付きが悪い、寝ない
- 落ち着きがなくなる
- 機嫌が悪い
- 夜泣きがひどくなる
といった傾向が赤ちゃんに見られることがあります。
「なんか最近、赤ちゃんのぐずりがひどい気がする…」
「なかなか赤ちゃんが寝ない、寝付きが悪いな」
最近、ちょっとコーヒー多かったかも…と思ったら、コーヒーの摂取に気をつけた方が良さそうです。
授乳中のコーヒー飲み過ぎ、過剰摂取したら?
授乳中にコーヒーを飲みすぎてしまった場合、どのような症状が出るでしょう?
カナダ保健省によると、
・少量のカフェイン摂取はほとんどのカナダ人にとって懸念はないが、過剰摂取は不眠症、頭痛、イライラ感、脱水症、緊張感を引き起こすため、特に子供や妊婦、授乳中の女性は注意すること。
と、授乳中や妊婦のカフェイン摂取についても注意喚起が出ています。
最近、エナジードリンクの大量摂取で急性カフェイン中毒というニュースがありましたが、
短時間に大量のカフェイン摂取というのが一番危険ですので、コーヒーを飲む場合にも、時間を空けて飲む方が良いですね。
授乳中コーヒーを飲むタイミング!何時間空けるといいか
授乳中のコーヒーを飲むタイミングとして、産院で助産師さんから聞いたアドバイスなのですが、
食べたもの(飲んだもの)の成分が母乳に移行してくるのは、大体2時間~3時間後から出始めるという事なので、
朝 コーヒーを飲む 1時間後に赤ちゃんに授乳
↓ 時間をあける
夜、寝る前に赤ちゃんに授乳 寝た後にコーヒー1杯
みたいな感じであれば、なるべく母乳にカフェインが移行する量が減ります。赤ちゃんによっては4ヶ月後くらいから夜は通しで寝てくれる赤ちゃんもいますよね。
ただ夜の場合は、コーヒーを飲むとママの方も寝られない!なんて事もありますし、頻回授乳の赤ちゃんで夜も2~3時間毎にとなると、夜中起きてなかなか寝ない…!なんて事もあり得ますので、お気をつけくださいね。
コーヒー牛乳のカフェイン量は?コーヒーゼリーのカフェイン量は?
コーヒー牛乳はメーカーにもよりますが、大体コップ1杯で10mg~20mgのカフェインが含まれています。
雪印さんから出た〝大人のコーヒー”なんかはコーヒーが二倍らしいので、コーヒー牛乳と言えども
カフェインの量は多いのではないかと思います。(パッケージにカフェイン量は記載されていないため、
実際はわかりません)
ですので、コーヒー牛乳といえども、カフェインは入っていると意識しておいた方がいいですね。
なお、コーヒーゼリーはコーヒーと同量のカフェインが含まれています。
授乳中コーヒーの代わりになるものは
毎日コーヒーを飲んでいた人にとって、カフェインを気にしなくてはいけないのは、
本当に辛いですよね・・。
わたしもコーヒー、紅茶、お茶など、家にいれば何かしら飲み続けていたいほうなので、
我慢するのはすごくストレスになります。
しかし今の時代、カフェインレスの商品ってすごく多いんですよ。
わたしが妊娠中、授乳中と普段のコーヒーの代わりに飲んでいたのは以下の商品です。
●ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス
●クライス カフェインレスコーヒー
ネスカフェのほうはカフェイン97%カットで、クライスのほうは何とカフェイン99.7%カットなんです!
これならカフェインもほとんど入っていないようなものなので、何杯でも気にせずに飲むことができます。
味も飲みやすく、コーヒー好きのわたしは本当に助かりました。
さいごに
授乳中のコーヒー、一日何杯なら大丈夫なのか。コーヒーのカフェイン量について、赤ちゃんへの影響、飲むタイミング、母乳の移行についてまとめました。
妊娠中に引き続き、授乳中も食事には気を付けなければなりません。母子学級でもコーヒーの摂り過ぎについては言われたりしますよね。
しかし大のコーヒー好きの場合、妊娠中はなんとか控えめにしていても、産後は何かと睡眠不足、育児疲れ、ストレスなどで、好きなコーヒーが飲みたい!!コーヒーはやめられない!と思う人って多いんですよね。私もコーヒーはやめられませんでした。
授乳中でもあれはダメ、これもダメではストレスがたまる一方です。あまり神経質になりすぎるのも良くないと思います。
飲み過ぎに気をつける、コーヒーを飲むタイミングに気をつけるなどでも、変わりますので、ぜひおいしいコーヒーを飲んで育児の大変な中、リラックスしてくださいね!