妊娠中、しっかり栄養をとろうと魚をたくさん食べている方はいませんか?
ちょっと待って!魚は栄養豊富な食材ですが、妊娠中は控えたほうがいいものもあるのですよ。
それには魚に含有される「水銀」が関係しています。
今回は妊娠と水銀の関係について調べてみました。
妊娠中、水銀が胎児に与える影響とは
魚の中には水銀を多く含有している種類のものがあります。
妊娠中にこのような魚を多く食べると、必然的に水銀を摂取することになり、この水銀は胎盤を通じておなかの赤ちゃんにも届いてしまいます。。
週に一度か二度の食事で食べる程度なら問題ないですが、水銀を過剰に摂取すると、おなかの赤ちゃんの中枢神経や脳の発達に影響してしまうので注意が必要です。
水銀量が多い魚の種類は 水銀量が多い魚は、深海にすむものか、大型の魚です
マグロ、クジラ、イルカ、サメ、カジキなどの大型生物は、海の食物連鎖の頂点にいますから、餌として食べてきた魚たちの水銀を全部取り込み、とても水銀量が多くなっています。
食べ過ぎないように気を付けて、最高でも週に1~2度食べる程度にとどめておきましょう。
また、水銀は水より重く海底に沈みやすい物質です。
常に海底にいるカレイやヒラメ、金目鯛などの深海魚も水銀を多く取り込んでいる可能性がありますので、注意しましょう。
見落とされがちですが、マグロを原料に使ったツナ缶や、サメを原料に使ったふかひれなども水銀量が多いもの。十分に気を付けてくださいね。
妊婦でも通常通り食べてもいい魚は
水銀があまり含まれていない魚なら、気にせず食べても構いません。
小型の魚や海面近くに住んでいるイワシやアジのような魚は、比較的水銀量が低いので、二三日に一度程度なら食べても問題ないでしょう。
また、貝類やエビ、イカ、タコなどの水産動物も水銀量は少ないので、通常通り食べても問題ないと思います。
マグロやカジキなどは万人に好まれるおいしい魚。だからこそ食事制限は辛いかもしれません。
ですが、赤ちゃんのため妊娠中だけは頑張って制限しましょう。
出産してしまえばいくら食べても問題はありません。その時を楽しみに少しだけ我慢しておきましょうね。