母乳育児の乳頭トラブル「白斑(はくはん)」。この白斑が出来てしまうと、赤ちゃんに授乳したくてもかなりの激痛が伴うんですよね。
もう、泣きたくなるし、寒気や失神しそうな痛み…。この苦痛から早く逃げ出したい…!!
今回はそんな超痛い、母乳トラブルの白斑について取り方(治し方)をまとめてみました。
母乳トラブル 白斑とは
母乳育児中に起こる白斑とは、乳首にできる白いまたは透明のニキビのようなものや水疱が出来ることです。白斑というと、肌に部分的にできる白いシミ、尋常性白斑がありますが、乳首にできる超痛い白斑とは別物です。
乳腺の出口が詰まり、炎症が起きてしまい赤ちゃんに吸われるとかなりの激痛を伴います。しこりも出る場合があります。乳腺炎の前兆とも言われるので、早めに治しておきたいものです。
白斑の取り方
とにかく赤ちゃんに吸ってもらう
白斑ができていると授乳時に痛みが伴いますが、赤ちゃんに吸ってもらうことが白斑を治す近道になります。
赤ちゃんが浅く乳首をくわえると炎症の原因になりますので、乳輪から深く咥えるように大きく口を開けて乳輪から含むようにあげてください。
母乳育児に慣れないうちは、唇が内側に巻き込んでしまっていたら咥えさせた後に唇を外側に開いてあげましょう。
色々な角度から吸ってもらう事で詰まりも取れますので、横抱き、縦抱き、フットボール抱き、赤ちゃんを寝かせた状態で上から覆いかぶさるように逆向きで飲ませるなどすると色々な角度から飲ませられます。
またある角度からなら白斑の痛みが少し和らぐ場合もあります、乳首の炎症にうまくかからない角度などもありますので、色々試してみてください。
ピュアレーン・ランシノーなどで保湿
授乳以外は乳首を保護し、傷・炎症を早く治したいものです。
そんな時に授乳時にも拭き取らなくても大丈夫な乳頭ケアクリームがおすすめです。
■赤ちゃんの口に入っても安心な天然のラノリン成分
天然の羊毛から抽出した脂なので肌に優しく優れた保湿成分で、乳頭を保護しかさつきや肌荒れなどを防ぐなど、授乳時にも問題なく使えます。
ピュアレーン
ランシノー
ランシノーの方が伸びが良く塗りやすいという口コミもありますが、個人の好みになります。ピュアレーンの固さの方が乳頭保護という意味で良い場合もあります。乳首が切れる(乳頭亀裂)などの傷の保護には厚く塗れるのでピュアレーンの方がおすすめです。
ピュアレーンやランシノーなどを塗ってから更にラップして保湿すると傷の治りも早くなるという情報もあります。
睡眠を取る、休む
赤ちゃん育児中は睡眠不足に悩まされるものですが、睡眠不足、疲れが白斑の原因にもなりますので、夜あまり寝られなくても、昼寝もしっかり赤ちゃんと一緒に取るなどをして体を休めましょう。
体を温める
体が冷えると母乳の分泌も悪くなったり、詰まりやすくなったりもします。体を温めて、血行を良くすることで、母乳の分泌を良くします。
母乳は血液から作られています。授乳時、姿勢が悪かったりすると血流も悪くなりますので、腕を回したり、ストレッチなどをするのも効果的です。
さいごに
母乳のトラブル、白斑はママにとってとても痛くて辛いものです。
あまりにも激痛、また高熱が出るなどの場合は乳腺炎になりかけている場合があります。辛いようなら産院に連絡し受診をしましょう。