産後1か月の産褥期は、体の回復を第一に安静にしたいもの。
ですが、誰もが実家に助けてもらえるわけではなく、なかなかそうもいかないこともありますよね。
産後、どうしても車で外出しなくてはいけない用事も出てくると思います。
・車がないと不便な場所に住んでいる
・出産後、自分だけ退院して産院にいる赤ちゃんに母乳を届けに行く
・NICUにいる赤ちゃんに会いにいく
・上の子の保育園の送迎で運転する必要がある
では、産後運転をする場合、いつから可能なのでしょうか。
産後の車の運転はいつから可能?
本来ならば産後すぐのママは、なるべく運転しないほうが安心です。産院・助産院からは、産後3週間~1ヶ月は運転しない方が良いと言われる事が多いです。
産後すぐのママの体は、思っている以上にダメージを受けています。
そのダメージから回復するには、じっと安静にしている意外に方法はありません。
産後すぐは骨盤が開いた状態ですので負荷がかかると歪む原因にもなります。
まだ骨盤が開いている産後は、長時間同じ姿勢で座っているのも辛いです。
車の運転は疲れないように感じますが、意外と集中力を必要としています。
産後1か月はまだ母体が回復していませんから、体をいたわる意味でも運転はしないほうがいいんですね。
特に貧血症状が出ていて、鉄剤など処方されている場合は注意が必要です。
産後すぐに運転して出かけたらめまいを起こしてしまった、というような経験をされる人だっています。
産後の運転で事故に注意
産後すぐはホルモンバランスの関係で、疲れやすく、注意散漫になってしまったりもします。また産後は思考力低下、判断能力低下なども起こります。
産後は、目を酷使する作業・新聞を読む・パソコンなどはしないようにと言われますし、目眩を起こしてしまう人がいます。車の運転って実は色々な事に注意が必要なので、やはり目に負担がかかる作業の一つになります。
その上、車の中で赤ちゃんが大泣きしていたりすると、どうしてもそちらが気になってしまいますよね。
赤ちゃんの様子に気を取られて、事故を起こしてしまったという話も聞きます。
以上のことから、あまりママ一人で運転するのはおすすめできませんが、どうしても運転する必要があるなら以下のことに気を付けましょう。
・長時間の運転はしない
・体調がいい時だけ運転する。
・慣れた道だけしか通らない。
・赤ちゃんが泣いても気にしない。どうしても気になるようなら車を停めてからお世話をする。
・運転に集中するように心がける
産後の運転が怖いなら
産後の運転するのが実は怖い…という場合には、別の手段をとにかく考えてみるのがおすすめです。
タクシーを使う
この時期の必要経費と割り切ってタクシーを利用するという人は実は結構多いです。
自分は運転に自信がないので…と上の子の幼稚園への迎えや病院などの用でタクシーを利用していたママもいます。
車の事故を起こしてしまったら、それこそタクシー代なんて意味がなくなるくらいの出費となります。
買い物はネットスーパー・生協で済ませる
とにかく必要最小限の外出で済むように、買い物等はネットスーパー、生協で済ませるようにします。今はネットがありますので、極力外出しないで済むようにできますので、少なくとも産後1ヶ月は運転する機会を出来るだけ控えましょう。
まとめ
産後すぐは、妊娠前と同じようにはなりません。元気なようでいて疲れが溜まっていますし、近所のコンビニにちょっと買い物に行こうと思ったら、貧血とめまいでクラクラした…なんて経験は誰でも起こりえます。
とにかく無理をしないで、運転をするようにしてくださいね。