冬になるとお肌が乾燥し始めます。乾燥対策しなくちゃって大人も思いますよね。
赤ちゃんは肌がスベスベだから羨ましいな~ってよく言いますが、そんなことないんです!
赤ちゃんだって乾燥します。むしろ赤ちゃんのほうが乾燥しやすかったり!
ということで今回は赤ちゃんの冬の時期の乾燥対策と保湿についてご紹介していきます♪
赤ちゃんは冬の時期は乾燥するから保湿は必要?
最初にお話ししましたが、冬の季節の赤ちゃんは大人より乾燥します!
ではそれはなぜなのか??
大人より肌のバリア機能が未熟な為だから。
新生児期~約3ヶ月頃まではお母さんのホルモンの影響により水分・皮脂量があります。汗や皮脂の影響から「脂漏性湿疹」というニキビのような赤い湿疹ができることがあります。これは多くの赤ちゃんが通る道ともいわれている乳児湿疹です。
ですので、赤ちゃんが産まれて3ヶ月頃までは、顔やら頭とか結構脂ギッシュだったりするんですね^^;
でも、3ヶ月を過ぎると赤ちゃんの水分・皮脂量が急激になくなる為、乾燥し始めます。
赤ちゃんが冬の時期、空気が乾燥する時期になると、
- 肌がカサカサする
- 肌に赤みがでる
- 白い粉のようなものがでる
- 乾燥し、肌が痒くなる
といった症状がでてきます。赤ちゃんは肌のバリア機能が未熟という事もあって、外気の影響を受けやすいんですね。
また、乾燥により、肌が痒くて掻きすぎて、その傷口から細菌が入る場合があります。赤ちゃんは掻くと痛くなったり掻きすぎて傷がつくから掻かないで…!という我慢は出来ませんから、痒くて思いっきり掻いてしまったりするんですよね…。
そして掻き壊して、細菌が入ると余計に湿疹が悪化してしまいます。
ですので、冬の赤ちゃんの乾燥対策は特に注意が必要で、それにはやっぱり赤ちゃんの肌も保湿が重要となります。
『乳児湿疹』は1歳まで続くこともあります。赤ちゃんによっても違いますが、生まれつき肌が弱い子もいます。冬の乾燥時期、赤ちゃんの肌の調子がカサカサしているようだったら保湿をしてみてください。
なお、私の子供は、生まれた時は肌がとても綺麗でツルツルでした。生後2ヶ月頃から肌がカサカサしていき、赤い湿疹がでてきました。乳児湿疹だろうと思い過ごしてきましたが、生後6ヶ月になっても収まらず心配になり病院に行くと「アトピー性皮膚炎」と診断されました。
保湿はとても重要ですが、あまり保湿をしても治らない場合は早めにかかりつけの小児科もしくは皮膚科への受診もおすすめします。
赤ちゃんが冬に乾燥で顔がカサカサしたら保湿は何を塗るといい?
赤ちゃんは肌への刺激を直接うけるので、保湿剤はベビー用の肌に優しい保湿剤を使用をおすすめします。
- ベビーローション
- ベビークリーム
- ワセリン
- ベビーオイル
などがありますが、それぞれ役割が違います。
ベビーローションとベビークリームは、足りない水分を補うための保湿剤です。
ワセリンやベビーオイルは肌表面に膜をはり水分を外へ逃がさず、肌を保護し外的刺激から肌を守ります。
様々なメーカーから保湿剤は出ていますが、赤ちゃんの肌にはなるべく低刺激の物を使用した方がいいので、オーガニックや合成界面活性剤不使用のものをおすすめします。
特に肌が乾燥しやすい赤ちゃんは
保湿ローション・クリーム+ワセリンの2つ使いをしてあげるのもいいですよ。
保湿剤を塗るタイミングとしては、基本的に朝・昼・晩ですが、お風呂あがりやオムツ交換の時や服を着替えさせる等、小まめに塗ってあげるのがいいので乾燥が気になったら塗ってあげても大丈夫です。
商品が多すぎて何を塗ってあげたらいいのか分からない。という方は病院でも保湿剤だけを処方してもらう事もできますので、受診してみてください。
赤ちゃんの冬の乾燥対策 塗る以外に何かある?
保湿剤を塗る以外の乾燥対策も重要となりますので、ご紹介します。
部屋の温度・湿度
冬だからといっても暖房のつけすぎはよくありません。
冬は室温20~23℃・湿度40~60%がベストだといわれています。
乾燥にはやはり湿度を保ってあげるの一番です。
加湿器がないご家庭では、濡れたタオルを干したり、コップに水をいれて置いておくだけでも加湿効果はあります。
湿度計も100円均一などで売っています。
空気の換気も必要なので、時々窓を開けて空気の入れ替えもしてくださいね。
お風呂の入れ方や石鹸
お風呂も温度が熱すぎるのもよくありません。
こちらも一般的には湯船の温度は37~39℃がいいといわれています。
赤ちゃんの肌は刺激に弱いのでガーゼなど擦るのもあまりよくありません。
泡で洗ってあげ、しっかりと泡を流すことがが大切です。
出来るだけ石鹸を使う事をおすすめします。100均とかにも売ってる泡立てネットなどで泡立てると楽ですよ。
ボディソープは楽ですが、合成界面活性剤を使用しているものがほとんどです。合成界面活性剤は肌の皮脂を落としすぎるので赤ちゃんの肌には負担になることも。
アメリカでは赤ちゃんを週末だけお風呂に入れるそうですが、その理由はお風呂に入れすぎると余分に皮脂を落としてしまうかららしいです。
なので洗いすぎは、余分に皮脂を落としてしまいがちなので、注意してください。
アメリカのように極端にお風呂に入れなさすぎるのは気になりますが、それだけお風呂にいれると乾燥する要素を作ってしまうんですね。
お湯につかるだけで体の汚れは落ちるといわれているので、たまには石鹸を使用しない日を作ってあげるのもいいかもしれません。
冬の赤ちゃんに保湿は不可欠
冬の季節は赤ちゃんから大人まで保湿は必要です。
赤ちゃんになると、もっと細かく注意しないといけないですが、しっかり保湿対策をすることによって「アトピー性皮膚炎」になるリスクも減る可能性もあります。
先ほどもお話ししましたが、私の場合は「乳児湿疹」と勘違いしていて状態が更に悪化してしまったので、1~2ヶ月経ってもよくならない場合は必ず小児科又は皮膚科へご相談してください。
きちんとしたケアをしてあげることによって、強い肌を赤ちゃん達は作っていくことができるので、少しでもこの記事を読んで、保湿の必要性を感じていただけたら嬉しいです♪