- 妊婦で便は毎日出るんだけど便が細い…
- 食べている割に便の量が少ない
- 排便してもすっきりしない
- うんち出した後でもなんかお腹に溜まっている感がある…
こういう毎日、うんちが出ているとしても、すっきりしない状態の事を残便感というのですが、お腹の状況としては、
便は出ていても腸に溜まっていて便秘になっている状態です。
便秘が続いているとお腹が苦しくなりますし、妊婦さんの体にとっても良くありません。そしてある日強烈な便意が来て大変な思いをすることもあります。
私も妊娠中、細い便でスッキリしない、食べているのに、なんでだろう?思いながら過ごしていたら、とんでもない事態になった事があります。
妊娠中で便は細いし柔らかいのに便秘?
便は細いといっても、毎日出てはいるし、硬くない、むしろゆるい便なのに便秘なのかって思いますよね。
なんだかすっきりしない、お腹に溜まっている感じがあるなら、腸に出し切れていない便があるということで便秘なんです。
実際、便秘ではない快便な便というのはいわゆるバナナ位の太さ(直径2~3cm位)のうんちがするっと出る事なんですね。
このような快便であれば、便は出ているのになんだかスッキリ出た感じがしないという事にはなりません。
それで、腸から出し切れていない便というのは硬い便なので出せていないんです。
妊娠中は便が硬くなりやすい 水分が足りてない!
妊娠中というのは便秘になる人が多いのですが、それは妊娠中に多く分泌されていく黄体ホルモンの影響によります。
このホルモンが体に水分を溜め込もうとして、大腸の水分も取ってしまうので、便の水分量が少なくなって硬くなりやすいんですね。
水分が足りていないと硬くコロコロした便になりますが、その硬い便は腸に残り、細いゆるめの便だけ出ている場合があります。
また、腸の蠕動運動も低下しがちで、排便する力が出にくくなったりしますし、子宮が大きくなってくることでも便が出にくい状態が続きます。
便が細いのは痔になっている場合も
また細い便というのは、肛門付近でいぼ痔や切れ痔で炎症を起こしていて、それで肛門が狭まって細い便になっている場合もあります。知らず知らずのうちに痔になっているという事ですね。
便が細いと大腸ガンの可能性があるかも…なんてテレビの健康番組でやってたりするので心配になったりしますが、痔によって細い便になっている場合があります。
便秘だけじゃなく、妊娠中は痔にもなりやすいのですが、実際、痔なのに自覚していない人もいます。
でも、妊婦さんというのは体重が増えることで、座ってるだけで肛門付近の血流も悪くなるし、妊娠後期とか子宮が大きくなってくると肛門や直腸付近が圧迫されてくるので、うっ血しやすいんですね。
痔になるとか、おっさんが多いイメージですが、実は妊婦さんが痔になる割合って相当多いわけです。
そして妊娠中便秘が悪化し、便が硬くなって、苦しみの中どうにか排便したら、切れ痔になったとかいぼ痔が飛び出して出血したとかなっちゃうわけです。
私も妊婦で、便が細いし出してもなんだかすっきりしない。お腹に溜まっている感じもあるけど…と過ごしていたら、ある日強烈な便意が来て、便が硬くて出そうで出ない、途中で便が止まってしまい(汗)、トイレで何時間も格闘後に、どうにか出したら、切れて出血。いぼ痔が肛門から飛び出たようで大惨事になった事があります。(涙)
なので、便は細いけど、毎日とりあえずは出てるし、問題ないよね…となっていると、中で便秘が悪化してたり痔になっている事があるんですね。
妊娠中 便をすっきり出すには?
妊娠中は便の水分量も減って硬くなりがちだったり、腸の動きも低下するので、便秘になりやすいのですが、この便秘状態を放っておくのは良くありません。
便が細いとか残便感も腸に便が残っている状態ですので、腸内で有毒物質やガスが発生しやすいんですね。
特に、便が黒い場合は悪玉菌が増えて、腸内環境が悪くなっている状態です。快便はバナナの太さといいましたが、健康な便の色というのは、黄土色だったり茶褐色で、こげ茶、黒っぽいのはそれだけ悪玉菌優勢になっているからです。
なので便通をしやすくするための対策と、腸内環境を良くする対策が必要となります。
便秘解消法としては
- 水分摂取を多く摂る
- 野菜を多く食べる
- 食物繊維を摂る
- マッサージをする
- 便秘薬を飲む
- 浣腸をする
などが一般的にありますが、食べているのに便が細い、残便感がある人は、腸の中に硬い便が滞留している可能性がありますので、
まずは、便を柔らかにすることが大事です。便が硬いと力まないと便を出すことができませんし、妊娠中だといきむ事が気にかかって余計に出しにくくなったりするからです。
妊婦さんで便をいきむのを躊躇することで、より便秘が悪化してしまう人もいますが、便秘が酷く悪化すると、腹痛や吐き気や目眩、貧血などを起こして倒れてしまう事だってあります。
それこそ妊娠中にとって危険ですよね。
するっと出すためには便の水分量をあげて、便を柔らかくすればそれほど力を入れなくても排便しやすくなります。
便を柔らかくするには
便の水分量をあげて柔らかくするには、こまめに水分摂取がポイントです。
一気にガブ飲みではなく、少しずつ水分補給をしていきましょう。
気をつけて水分を取っていないと、意外と取れないものです。
朝起きた時の一杯の水を飲むといいと言われますが、水だけ飲むのも大変なので、ノンカフェインのお茶を適宜飲むのがおすすめです。
ほかには食物繊維などがありますが、食物繊維にも2種類あって、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。不溶性食物繊維は便のカサを増やす目的もあるのですが、便の水分量が減っていて硬くなっているような状態の腸には、取りすぎると余計に便が硬くなってしまう危険もあります。
なので、気をつけて取った方がいいのは水溶性の食物繊維です。食べ物だと、昆布やワカメなどの海藻、オクラや納豆などヌメリの多い食材が水溶性食物繊維が多く含まれています。
また、同時に腸内環境を整えていくことで便も排出しやすくなります。
老舗のお茶酸が作った妊婦さんのためのお茶
★食物繊維(グア豆由来)
★ガラクトオリゴ糖(自然界では、母乳の中しか含まれない成分)
★善玉菌(生きたまま腸まで届くビフィズス菌・有胞子性乳酸菌)
★健康野菜(有機栽培の桑の葉・宮崎産のほうれん草)
★ノンカフェインで安心
★妊娠中に大事な栄養素の葉酸と鉄分も!
善玉菌を増やすして腸内環境を良くする
腸内環境を良くするには、善玉菌を増やして悪玉菌を減らすこと。そのために効果的なのが
- オリゴ糖
- 乳酸菌
を多めに摂ることです。オリゴ糖はうっすら甘みもありますが、砂糖と違って摂っても消化吸収されずに腸に届くので、太らないのも体重管理に気をつけなくちゃいけない妊婦さんにはおすすめです。
まとめ
妊娠中に便が細くなったり、量が少なくなったり、なんだかすっきり感がなくなる場合がありますが、それは腸の中に便が溜まっていて出し切れていない便秘です。
また、便が細いのは肛門付近で炎症、痔になったりして、狭くなっていることで細い便しかでなくなっている場合もあります。
妊娠中はどうしても便秘になりやすいので、便を柔らかくしてあまり力まずに排便しやすくする対策が必要です。
腸内環境が悪化することでも、便秘になりやすいので、水分摂取以外にもオリゴ糖や乳酸菌などを摂取して腸内環境を良くすることが大事です。