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妊婦は法事に出席してもいいの?鏡って必要?服装はどうしたら

よく「妊婦は法事に参列してはいけない。」とか「あて鏡を入れなさい」ということを耳にしたことはありませんか?
迷信めいたこととは分かっていても、やはり気になりますよね。

結論としては、妊娠中に法事に出席しても問題はありません。出席したい気持ちがあれば参列して大丈夫です。

ただし妊娠中でも体調に不安があれば欠席することも問題ありません。

私は、結婚して妊娠6ヶ月の安定期の時に、夫の父の法事、三回忌に出席しました。体調も良かったからです。

その体験も交えて妊婦の法事の出席について、鏡、服装についてまとめてみました。

妊婦は法事に出席してはいけない?

妊娠中だからといって法事に参列することに何も問題はありません。

そもそも四十九日などの法事は冠婚葬祭でいうところの「祭」にあたります。

この「祭」は、仏教では祖先を祀るための儀式で善行の一つとされており、祀られた祖先も祀った子孫も徳を積んだことになるので、参列した妊婦さんやお腹の赤ちゃんにとっても縁起のよいこととされています。

なので、妊娠中だから法事に参加すると良くない!なんて事はなかったんですね…。

妊娠中の法事出席は良くない…という迷信は妊婦さんを守るため…

家、地域の慣習によっては法事のお手伝いなどで忙しく立ち回らなければいけないという場合があります。

身重の妊婦さんにとっては体の負担になりますよね?

妊婦さんはお腹の赤ちゃんを大切にしなければいけないので、お母さんと赤ちゃんの安全を第一に、という考えから様々な迷信が生まれたと考えるほうが妥当です。

無理をしてお腹の赤ちゃんに何かあってはいけませんしね。辛いかどうかは他の人にはわかりません。

なので、妊婦さんやお腹の赤ちゃんの状態次第では、法事に出席・欠席することどちらでも問題ありません。

妊婦の法事の参加に鏡は必要?

よくお葬式に参列する際、妊婦さんは鏡をお腹(腹帯など)に当てておくと良いという言い伝えがあります。

なんで鏡?って思いますよね。鏡は昔から魔除けの効果として、小さな手鏡を外側に向けて腹帯などにはさんでおけば悪いことを跳ね返すから大丈夫と言われてきました。まぁ、迷信ですよね。でも、そういうのが気になる質だからそういう事はしっかりやっておこうと思うこと自体は間違いではありません。

では法事にも鏡って必要なのでしょうか?

お通夜・葬儀などでは、成仏出来ていない浮遊霊や地縛霊、その他不浄なものが集まりがちだから、、という理由で魔除けの鏡が必要とされていました。

でも法事(法要)の場合には、前述の通り、冠婚葬祭でいう「祭」にあたり、故人の冥福を祈るために行うものなので、法事に鏡は必要ないという人も多いです。

妊婦の法事でおすすめの服装は?

妊娠していると、どんな服装で参列すればよいのか迷いますよね。正解は地域・家それぞれですので、法事を執り行う方に聞いた方が無難です。

妊婦の法事の服装:平服の場合

平服ですと礼服ほどは正装する必要はありませんが、「ある程度きっちりした服装」が望まれる場合が多いです。

普段着の中から黒色やダークカラーのものを選びましょう。

できるだけ体を締め付けないような、ゆったりしたワンピースがおすすめです。

肩が出るデザインのものや丈が短すぎるスカートは、ラフすぎる印象を与えてしまいますので避けた方が良いでしょう。

黒の普段着のなかで、ワンピースだけどノースリーブ、という場合は、黒のカーディガンや喪服のジャケットを羽織ってもOKですよ^^

妊婦の法事の服装:喪服の場合

法事の服装は喪服で、と言われればマタニティ用の喪服(ブラックフォーマル)を用意する必要があります。

マタニティ用の喪服なんて人生の中で滅多に着ないと思いますが、最近では通販でマタニティ ブラックフォーマルなどで安く売っていたりします。

 

妊婦の法事 ストッキングは?

法事の時も、お葬式と同じようにアクセサリーは真珠のみとします。

ストッキングも通常のものですと締め付けがありますので、マタニティ用のストッキングを準備されることをおすすめします。

  • 平服の場合は、黒もしくはダークカラー、肌色のストッキング
  • 喪服の場合は、黒のストッキング
  • 柄付など華美なものは使わない
  • 寒い時期はタイツで代用

妊婦さんは冷え防止は重要です。

 

妊婦の法事 靴のおすすめ

そして靴。法事の時はお墓参りに行ったり、いろいろ歩き回ることも多いので、高いヒールは避けましょう。

転びやすく危険ですし、足がむくんでしまいます。

  • 黒色のローヒール
  • フラットシューズ

で出席されると良いと思います。

 

妊娠中の法事の参加の時に気を付けたいことは?

服装について気を付けたいことをご紹介してきましたが、やはり一番注意してほしいのは、お母さんの体調を一番に、ということです。

法事では、女性は食事の準備や会場の手配などで忙しく動き回っていることが多いので、つい「手伝わなきゃ!」と思ってしまいがちです。

また、嫁ぎ先の法事の場合、親戚づきあいをにも気を使ってしまいますよね。

もちろん、体調が良ければできることをやっていただいて良いのですが、くれぐれも無理はしないようにしてくださいね。

また、長時間座りっぱなしですと体が辛くなってくる場合もありますし、線香の煙で具合が悪くなってしまう事だってあります。

法事に出席した体験談 妊婦の正座はきつい!

妊婦の時に正座、座りっぱなしってキツイです。

妊娠6ヶ月、安定期の時期に、夫の父の法事に参列しました。若干体重増加のペースが早く、お腹もかなり目立ってきた時期です。

実際、妊婦で法事に出席した私はお坊さんの読経中、正座して足がしびれて体がすごい辛くなってしまいました^^; 

かなり妊娠経過は順調でしたが、妊娠中は体の重み・いつもと体調が違うということで、普段は大丈夫な事でもすぐにしんどくなったりしますので、注意が必要です。

周りの方も妊婦さんだと知っていれば無理な事は頼まないと思いますが、体調は本人にしか分かりません。

具合が悪くなってきたら、正直に伝える勇気も大切です。

もし、親戚の人に言いにくいようであれば、旦那さんにフォローしてもらうといいですね。

そのあたりが怪しい旦那さんであれば、行く前に、

  • 妊娠中だから具合が悪くなるかもしれない事
  • 具合が悪くなったら◯◯して欲しい

などと伝えておいた方が良いかもしれません。

まとめ

妊婦さんの法事の服装についてお話しましたが、参考になりましたでしょうか?
妊婦さんが法事に参加すること自体は何も問題はありませんが、あくまで体調がよければの話。

つわりが酷かったり、切迫早産などの診断を受けているときは、無理せず安静にしておきましょう。

参加した場合も、気遣いや親戚付き合いも大切ですが、お腹の赤ちゃんのことを一番に考え、気分が悪くなったときは遠慮せずに申し出て休ませてもらいましょうね。