出産のためとはいえ、入院すると多額の費用がかかります。
入院なんだもの、医療保険でまかなえばいいじゃない?と思っている方いませんか?
実は正常な出産の入院には、医療保険は適用されないのですよ。
じゃあ、どのように多額の出産入院費用を捻出すればいいのでしょうか。みていきましょう。
妊娠出産の際に医療保険は必要?
出産は病気ではありませんから、出産入院費用には保険証が使えず全額自己負担になります。
ですので、残念ですが正常な出産には医療保険が適用されません。
厚生労働省の調査によると、妊婦さん一人あたりの出産費用合計負担額は、約47万円。
医療保険も使えないのにそんなに高いの?と不安になってしまいますよね。
でも心配はいりませんよ。出産にはちゃんと国から補助金がでます。
妊婦さん一人につき、出産育児一時金として国から一律42万円もらえますから、実質負担額はかなり軽減するのではないでしょうか。
でも、帝王切開や切迫流産などトラブルで入院することになった場合は、予想以上に費用がかかることになります。
しかしこの場合は医療行為と認められますから、医療保険が適用されますよ。
トラブルを乗り越えて出産された妊婦さんは、忘れずにご自分の医療保険を見直して、保険の請求をしてくださいね。
出産・手術で保険金請求をした時の体験談
私は健康だけが取り柄のような人間なので、妊娠中もトラブルになったことはありません。
でもそれを過信して無理をしすぎたためか、33週の時に切迫早産で入院する羽目になったことがあります。
3週間の治療期間を経て、結局36週で出産。産後も5日間入院しましたから、結局入院期間は1か月近くに及びました。
入院費用が安いので有名な県立病院だったのですが、入院費用は50万円を超えました。
夫が震える手で、会計窓口に大量の万札を払っていたことを覚えています。
でも、3週間の治療期間の部分だけは医療保険が請求でき、18万円が手元に戻ってきましたよ。
出産育児一時金と合わせると60万円が舞い込んだことになり、結果的には黒字出産だった我が家。
トラブルでの入院は辛いですが、まあ少しはいいこともあるもんですね。
さいごに
出産には基本的に医療保険は適用されませんが、トラブルの場合には適用される場合もあります。
出産前にご自分の入っている医療保険を見直して、どんな場合に適用されるのかチェックしておきましょうね、